第21話 神は自らの言葉で語るのか
カケルくんがセンターになってからの少年ハリウッドが始動した。
雑誌の取材を受ける為、戸惑いながらも早めに劇場に来たりするその一方で、
マッキーはキャットにかりんとうをすすめていた。
ファンレターは、全メンバーが横ばいの中、カケルくんに届く数は群を抜いていた。
少ハリファンの一致団結感はすごいもので、封筒の究極的にシンプルな統一感は、神がかっていた。
あれは保存する側にも、収納しやすくありがたいことであろう。
もしかしたら、ハリウッド封筒として物販に売られているものなのかもしれない。
裏にはきっとエンブレムマークがあるはずだと夢が広がる。
カケルくんのファンレターの数を見て、素直に褒めているように見えるメンバー達の心の内は、彼らにしかわからない。
しかし、ほんの少しだけシュンがカケルくんに自分の素直な気持ちを吐露するなど、
少年ハリウッドに新しい風が吹き始めたようにも見える。
身も心も、ど真ん中に立たなければならないはずのカケルくん自身は、
ひとつのハードルを飛び越えられず、悩み、表情は曇り続けていた。
それに気づいたメンバー達が密かにとった行動は、
ファンレターの封筒と同じぐらいシンプルで団結感のあるものだった。
<キャスト>
風見颯 :逢坂良太
甘木生馬 :柿原徹也
佐伯希星 :山下大輝
富井大樹 :蒼井翔太
舞山春 :小野賢章
勅使河原恭一 :新田将司
シャチョウ :浪川大輔
広澤大地 :保志総一朗
大咲香 :木裕斗
風原乱 :浅沼晋太郎
早水海馬 :鳥海浩輔
富井実 :阪口大助
伊達竜之介 :岸尾だいすけ
他
<スタッフ>
シリーズ構成/原作/脚本:橋口いくよ
監督:黒柳トシマサ
キャラクターデザイン:土屋圭
美術監督:平間由香
美術設定:緒川マミオ
色彩設計:佐藤直子
3DCGI:佐藤敦
撮影監督:本台貴宏
編集:平木大輔
音響監督:田中 亮
音響制作:スタジオマウス
音楽:林 哲司
音楽制作:スターチャイルドレコード
企画協力:小学館
アニメーション制作:ZEXCS
製作:ノエルジャパンエージェンシー
(C)ノエルジャパンエージェンシー